■NETISとは？
NETISとは、新技術情報提供システム（New Technology Information System）の頭文字のとった言葉で、国土交通省が運用する新技術の活用のためのデータベースのことです。
国土交通省主導のもと、民間企業によって開発された有用な新技術を公共工事などで有効活用するため、平成18年より本格的に開始されました。
新技術の情報集約から活用導入までの手続き、検証や改良といった一連の技術開発の流れを体系化したものです。
登録までの事前評価だけではなく、実際に技術を使用した後の事後評価も含めてデータベースに登録されており、その情報は国土交通省のページで閲覧することが可能です。
■NETIS登録商品を使用するメリットとは
技術提案における加点評価につながりやすい
有用な新技術（効果が優れていた技術）として認められたNETIS商品を実際の工事で活用すると、活用の効果に応じて工事成績評定での加点の対象になります。
「価格以外のメリット」を含めて総合的に評価して落札者を決定する総合評価入札方式において受注を目指すには、技術提案の内容が重要なのです。
また、実際にNETIS登録技術を活用して工事を行うことで、工事完了時の工事成績評定での加点対象にもなり、その後の入札に有利に働く効果も期待できます。
工数削減やコストカット、品質・安全面の向上につながる
NETISに登録されている“新技術”は、従来の技術と比べ、活用した際の効果が同じかそれ以上と見込まれるものです。
適切な場面で適切なNETIS商品を使用することで、既存の工法や従来商品と比較して、コスト面や品質面、安全面などでの改善が見込め、現場でも、それ以外の部分でも様々なメリットに繋がります。
NETIS登録技術は誰でも閲覧でき、対応した商品を購入するだけでたくさんのメリットがあるため、工事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
